チョコの名手として知られる人気店の『なかたに亭』で無農薬レモンの生チョコを企画・販売して頂きました。
大変残念なことに2024年3月に名店『なかたに亭』を閉店されました。
ひとときでも、ご縁を頂き、ほんとに光栄でした。ありがとうございました。
ホームページにてご挨拶されています。
2019年4月、大阪・天王寺に「YARD Coffee & Craft Chocolate」をオープンされました。
もちろん、何度かお伺いしました。清潔感漂うとても素敵なお店です!
美味しいコーヒーに、なんとレモンケーキまで!!!
感動!
■関西のチョコ・スイーツの世界では不動の実力を保ち続ける中谷シェフ。
フランス留学でパティスリー、レストランで術を磨き、帰国後、有名フレンチレストランで3年を過ごし、満を持してオープンしたのが、大阪上六『なかたに亭』オープンしてから24年、チョコの名手として知られる人気店の『なかたに亭』。
中谷シェフに瀬戸田無農薬レモンを使った生チョコやレモンのお菓子を企画・販売して頂きました。
無農薬レモンの皮と果汁を使った生チョコの制作過程を取材させて頂きました。
『なかたに亭』の中谷シェフにご無理をお願いし、生チョコの制作過程を取材させていただきました。お店の上階にある厨房を見学させていただきました。チョコレート専用の厨房が美しく完備されていていました。
①無農薬レモンは皮も100%食べることができるので、まずは皮を細かく丁寧に削ります。
スイーツ作りにはレモンの皮が大切な素材となるそうです。無農薬レモンだから、皮も捨てることなく、100%使って頂けました。
②5個分すべて鍋に皮を削ります。
レモンの優しい香りが、調理場全体にふぁ~と広がり、とっても爽やか。
決して、ツーンとした強い香りではなく、とっても優しい香り(^-^)
皮も残すことなく食べることで、レモン5個分の栄養がとれるそうです。皮を100%使える無農薬レモンは大変貴重です。
③レモンの皮を削ったら、次はレモンの果汁を丁寧に絞ります。
「普通のレモンより優しい酸味と濃厚なレモンの味に驚きました!」とシェフから絶賛していただきました。
レモンの表面に防腐剤や防カビ剤ワックスを全く使わないので、尖ったきつい酸味はなく、優しい自然な酸味を味わえるのが、無農薬レモンの特徴です。
④無農薬レモンの果汁がたっぷりと搾れました。レモンの香りが爽やかです。
通常のレモンより、果汁の量が多く濃厚なので、今まで使っていたレモンの半分の量で理想的な風味がでますと感想をいただきました。
色も鮮やかなイエローで、濃厚な果汁です。
⑤鍋に入れた皮に、生クリームと水あめを加えます。
無農薬レモンの細かく削った皮と生クリームと水あめを鍋にいれ、ゴムベラでまんべんなく、きれいに混ぜます。
⑥混ぜたら、弱火で火にかけます。
無農薬レモンと水あめと生クリームの甘すっぱい香りが漂ってきました。
⑦ミルクチョコレートを湯煎します。
濃厚なカカオの香りがとってもスイート。
⑧先に用意した鍋と無農薬レモン果汁と湯煎したミルクチョコレートの3つの素材が準備できました。
下準備完了。ここからが本番!
⑨三つの素材を一つの鍋に混ぜ合わします。
濾して無農薬レモンの皮のカスだけを丁寧にとりのぞく作業をします。
このひと手間で滑らかで美しい生チョコに....
⑩ハンドミキサーで全体を混ぜ、最後に無農薬レモンの果汁を加えていきます。
緊張の一瞬、ミルクチョコレートとレモン果汁が分離しないでうまく溶け合うのかどうか興味深々。
きれいに混ぜ合わされ、とろっとした濃厚なチョコレートに仕上がってきました。
⑪すべての素材を丁寧に混ぜ合わせたら、専用のカードルに生チョコを流し込みます。
カードルに均一に流し込みます。
⑫カードルに器具を使って流し込んだチョコレートを平にして形を整えます。
きれいに成形されました。さすがプロの技です。
⑬いったん、冷蔵庫で48時間冷やして固めます。
丸2日冷やした生チョコがきれいに固まりました。そろそろ完成に近づいてきました。美味しそうな無農薬レモン生チョコの香りが漂っています。
⑭成形した生チョコの上にさらにチョコを流しこみ、平に成形します。
生チョコの表面にチョコレートを塗ります。塗ることによって、生チョコが崩れにくくなり、ハリと強さを加えるのが目的だそうです。
⑮ピアノ線が張ってあるのカットマシーンで大きな板状のチョコレートをカットします。
縦横にカットすると、大きな板状の生チョコが小さな正方形の生チョコにバラバラと切断されました。お見事!
⑯カットされた生チョコを一つ一つバラバラにはずしていきます。
次の工程の下準備のために、切断されたチョコレートを、バラバラに手作業ではずしています。
最後の工程を厳しい目でチェックする中谷シェフ(左側)
⑰最後にバラバラになった生チョコに、さらに表面にチョコレートを吹き付けます。
添加物や保存料が全く使われていないので、生チョコの風味を維持するため、表面にチョコレートを吹き付けます。
⑱箱につめて遂に『瀬戸田レモンの生チョコ』完成!
たくさんの手間と時間をかけて丁寧に作られた無農薬レモンの生チョコは、世界に一つしか存在しない贅沢で貴重な生チョコです。
手間隙かけて大切に育てられた高根島無農薬レモンと、『なかたに亭』のコラボで誕生した奇跡の生チョコ....
手抜きなしの制作過程に感動と尊敬の想いを強くしました。
完成した『瀬戸田レモンの生チョコ』を一つ、緊張しながら頂きました。無農薬レモンの優しい酸味と香りがミルクチョコレートの甘さと混ざり合い、爽やかで上品な味に仕上がっていました。
感動の味...たくさんの方に『なかたに亭』の『瀬戸田レモンの生チョコ』を味わって頂きたいと心から感じました。
取材させて頂き、感謝の気持ちでいっぱいでした。
ありがとうございました。